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ロゴにはブランドの想いが詰まっていると思った時のこと。

アーミーナイフ(十徳ナイフ)をはじめて手に入れたのが今から20年前。スケートパークなんてあまりない時代に歩道でスケートボードをしていたクソガキ。手に取るきっかけになったのが、当時ヤンマガで連載していた「ドラゴンヘッド」(単行本 2巻)でテルくんが首からぶら下げてる姿をみてしまったことでした。

 

即購入するべく街にくりだしてみると、似た様なロゴのビクトリノックスウェンガーのアーミーナイフ。当時、ネットで調べることなんて出来なかったので店員に教えてもらった情報のみで究極の選択をしました。

 

教えてもらった情報は、確かどちらともスイスのブランドというコトとビクトリノックスの方が歴史が古いというコトだったと思います。

 

その少ない情報の中で僕が選んだのは、ウェンガーのアーミーナイフ。決め手は、ロゴデザインだったことを鮮明に覚えてます。あと、缶切りのデザインが日本の缶切りと同じだったことです。

 

アミーナイフは、ウェンガー派?ビクトリノックス派?

 

デザインの仕事に就きたいなんて思ってもなかったのですが、ビクトリノックスの盾のカタチよりも、シンプルなウェンガーの角丸のカタチを選択したことを記憶しています。

 

今はネットのおかげで色々調べることができます。ロゴも似ているし、ウェンガーの方が創業が遅いとわかれば、ウェンガーはパクリなのでは?なんて思う方もいるかもしれませんが、パクリじゃないんです。

 

10年後にデザインの仕事をするようになって改めてウェンガーのロゴを見てみると、創業者想いが伝わってくるんです。ビクトリノックスのへの挑戦や微妙に異なるプロダクトデザインなどをロゴに表現してるんです(違ってたらむごい)。

 

2013年にウェンガーは、ビクトリノックスに吸収されてしまいましたが、ウェンガーを手にとったことを今は、なんか誇らしく思ったりしてます。

吸収するということは、ウェンガーの細かいこだわりをビクトリノックスはリスペクトしてたんでしょうね。

 

そうそう。アーミーナイフを購入した時(ヤンマガ連載 「ドラゴンヘッド」単行本 2巻)は、どのブランドかわからなかったのですが、後々はっきりとウェンガーのロゴが描かれたナイフが出てきて(単行本 7巻)、「おぉっ!」って嬉しくなったコトと、作者の望月峯太郎氏もウェンガー派なのかと思ったコトを覚えてます。

 

デザインのことなんて何も知らないガキがデザインを楽しんでいたことをウェンガーのナイフをみて思い出しました。

 

こんな感じで、デザインのコトを考えてると「あっ!」って思うコトがときどきあるんです。

 

「あっ!」デザイン「あ」ってもしかしたら、その「あっ!」かもしれないとか。

 

アミーナイフは、私はウェンガー派。嫁様はビクトリノックス派。

 

ちなみに嫁様は、ビクトリノックス派です。

 

「あっ!」。この記事を読んで、オリンピックの佐野ロゴを見直してみてみると、少し違った想いが湧いてくるかもしれませんね。

 
 
 
 

2019.6.14 追記

「あっ!」デザイン「あ」ってもしかしたら、その「あっ!」かもしれないとか。

デザイン「あ」は、「あっ!」でした。なんか嬉しい。

 

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