プロダクトデザイン、ド素人がCAMPFIREにプロジェクトを立ち上げてみた。vol.5-3
※[第1弾]「バックパックの技術が搭載されたランドセルを開発したい!」のインタビュー記事です。
まずは、このプロジェクトをご覧ください。
[目次]
・ワイドナショーで取り上げられていた小学生の腰痛問題について
【ランドセル 高けぇーし、ダセーんだよ】
- 妻:色々話を伺って、1に価格、2に価格、3、4に価格で5にデザインという風に感じたのですが、如何でしょうか。
- 私:「ランドセル 高けぇーし、ダセーんだよ」って思ってると思ってません?
そんなこと思っていませんよ。
今まで、残り続けてきたデザインなのでジーンズやTシャツのように素晴らしいデザインだと思っています。なんというか、やっぱりジーンズにフレアやスリムがあるようにというか、Tシャツにポケットがついた様にというか、ユーザーに合わせて色々なバリエーションがあってもいいと思うんです。
スポーツブランドのランドセルにはそういう要素があっても良さそうなんですが、まったくありません。もし、バックパックのメーカーさんがランドセルを製品化したら新しいランドセルが生まれてもっと良くなると思ったんです。
ランドセルではないんですが、初めて、バリカンズのビッグポケットショーツを見た時なんかはは、「かっけぇ。」って思わず口から溢れてしまいましたよ。たくさんモノが溢れているのに、まだ、ハーフパンツで見た事のないカッコいいデザインが出てくるんだなって感動しました。まだ、手に入れることは出来てないんですが、虎視眈々と狙ってます。
- 妻:同感です。私もカッコイイと思いました。
- 妻:
- 私:すみません。
あと、なんというか。親になってランドセルを選んでみて、どのブランドのランドセルも同じに見えたんです。バックパックを買う時って、それぞれのブランド色々長所があって、どれもカッコ良くて選ぶのとても迷いませんか?
お気に入りのブランドはあるんですけど、各ブランドの新商品が出る度、「欲しい!」と思うけど、お金がないので、「俺はコイツを愛している」的な感じで我慢したり。
- 妻:同感です。私もかなり悩みました。
- 私:親父から「この時計使っていいぞ。」ってCITIZENの時計もらったことがあるんですけど、その時とても嬉しかったんです。ランドセルも父親が使ってたものを押し入れから引っ張り出してきて、「このランドセル使っていいぞ。」アウトドアブランドの旧ロゴが付いたビンテージランドセルを渡されたら、なんか嬉しくなりませんか?「おおっ!お父さんのかっこいい!」って。
あと、みんなあまり考えていないと思うんですが小学校を卒業する分のほとんどのランドセルが毎年捨てられていると思うんです。寄付やリメイクがあると思いますがそれはほんの少しだと思っています。このプロジェクトを通してランドセルのリサイクルについて考えるきっかけになってもらえたら嬉しいですね。
- 妻:ランドセルのリサイクルですか。
- 私:私がビンテージが好きだからそう思うのかもしれませんね。
- 妻:プロジェクトは、皆さんのコメントでアウトドアメーカーさんを動かそうってことでいいんですよね?
- 私:はい。Tシャツとキャップのリターンを用意したんですが、ブランドモノじゃないので反応は薄いです。ですが、四苦八苦してBODYは伸びないヘインズの50/50のポリコットンをに採用してますし、デザインもかっこよくできたと僕は思っています。
けど、何処の何奴かわからないヤツがデザインしたものモノだと、あまり欲しいと思わないと思うんです。僕もそうですし。
このプロジェクトもそういう面では似てるので「バックパックの技術が搭載されたランドセル」はアウトドアブランドから販売されないと意味がないと思っています。
- 妻:私もかっこいいと思います。
あ。ちょっと、言いにくいんですが。
メーカー側からしたら、今回のプロジェクトのこと「なんだ、こいつ。ウザイ。」って思ってると思うんですが、その辺はどう思ってるんですか?
- 私:そうですね。おっしゃる通りです。ご迷惑をおかけしているかもしれません。でも、いいモノがたくさんある今の時代に、代わり映えしないランドセルを当たり前に買って子供にもたせるって…。
こうでもしないとランドセルは何も変わらないと思うんです。ランドセルいらないという声をネット上では沢山見かけるのですが、実際息子ににバックパックで登校させる訳にはいかないので。
- 妻:そうですね。自分の子供だけランドセルを持たせないということはできないですね。
- 私:ランドセルが代わり映えしない理由は、ランドセル認定書ってものが原因じゃないかと思うんです。
①すべての縫製が日本国内で行われ6年間の使用に耐え得るもの。
②日本鞄協会発行の「信頼のマーク」を縫着したもの。
③素材は皮革又は人工皮革とする。
④形状はかぶせ部が本体を覆う長さで縦型であるもの。
⑤サイズは大マチ部分の内寸の縦(最高部)が31cm前後、幅が23cm前後であること。
この5つなんですけど、小学生のために考えられた決まり事ではなくて、ランドセルを守るための決まり事だと思いました。
僕の持っているバックパックは全て海外製だし、革より丈夫な素材は沢山ある。
6年間の使用にこだわってるせいで1年生には大きくて6年生には小さい。
かぶせ部が本体を覆う長さって決めるなんて、かぶせは不要って言ってるようなもんじゃないですかね。
信頼なんて企業やメーカーさんが築き上げるものだし。この決まりがごとのせいで、ランドセルは進化してないのかもしれません。私は、この決まり事が嫌いです。
- 妻:ランドセル認定書というものがあることを初めて知りました。
- 私:今回のプロジェクトを通してそういうことを色々知っていく中で、ランドセルなんかなければという思いと残したいという思いとでぐちゃぐちゃになるんですが、やっぱり子供がランドセルを初めて背負った愛くるしさが忘れなれなくて。だから、日本人にしかわからないその感覚や気持ちは大事にしたいと思って、結局ランドセルはこれからも残していきたいなという気持ちになっちゃうんです。
- 妻:可愛いですからね。
- 私:だからといって、代わり映えしないランドセルを子供にプレゼントをするのは嫌なので、まずはこのランドセルの決まり事を壊してたいと思っています。
メーカー側からしたら「なんだ、こいつ。ウザイ。」って思ってらっしゃるかもしれないですが、署名運動の様なものなので、ご理解頂きたく思っています。